各種健診・検診の説明
健康診断の目的(病気の予防・早期発見)
健康診断の目的は、病気の予防・早期発見です。病気の多くは、発症初期には自覚症状がとぼしく、何らかの異常に気づいたときには既に病状が進行していることも少なくありません。しかし、多くの病気は定期的に健診を受け早期に発見すれば治療したり、悪化を防いだりすることが可能です。つまり『定期的=毎年』受診することがとても重要なことです。また、社員の方は労働安全衛生法という法律で定められており、受診することは社員としての義務でもあります。
健康診断でわかること(生活習慣の確認)
健康診断では、腎機能検査、脂質検査、糖尿病検査、肝機能検査などいろいろな検査をします。これらが異常な値を示すと、糖尿病や肥満、高血圧など生活習慣病が起こっている、もしくは危険があるということがわかります。普段の食生活や運動不足など自分の健康状態を知ることができます。
健康診断結果を活用する(生活習慣を見直す)
健康診断の結果を見て、値が基準値の範囲内かどうかを注目して確認しましょう。また、過去の自分のデータと見比べて数値の推移を見ると、健康状態や生活習慣の偏りがよりわかります。もし年々悪くなっていたり、正常値の範囲内ギリギリの値があったら、「食べ過ぎ」「運動不足」など生活習慣を見直してみましょう。
異常があれば詳細な検査を受ける(早期確認)
「要精密検査」「要再検査」と判定されたら、放置せずできるだけ早く検査を受診してください。精密検査や再検査だからといって、必ずしも『病気』とは限りません。しかし、病気は早期であればあるほど治療にかかる時間もずっと短くすることができます。まずは、病院へ行って検査を必ず受けましょう。